※このページに記載されているアクセス数やそれに関係する数字は、すべてアクセス解析ツール「Ptengine」で解析した数字です。
最近審査が厳しくなっていると噂の「グーグルアドセンス」。2016年6月27日にアドセンス申請をして、2016年7月11日に1次審査、2016年7月13日に2次審査をともに一発で通過しました。この経験を活かしアドセンスの審査に通るための解説、考察をしたいと思います。
審査に通過するために注意したこと
まず、申請前にネット上のいろいろな記事を見て実際に行った対策を記します。
アドセンス規約をしっかり確認する
基本中の基本です。特に「禁止コンテンツ」はうっかり書いてしまいがちなコンテンツもあるので熟読しましょう。
グーグルアドセンスのプログラムポリシー
禁止コンテンツ
利用規約。デフォではアメリカの規約なので日本に切り替えてください。
こちらはアドセンス規約違反をまとめている記事。ですが、かならず自分で上のプログラムポリシーや禁止コンテンツを読んでください。この記事は解釈がわかりにくい場合の補助としてつかいましょう。
著作権法で認められている引用を正しく行う
ここからは禁止事項の中で特に気をつけた部分を解説します。
文化庁のHPに引用の条件が書いてあります。
(注5)引用における注意事項
他人の著作物を自分の著作物の中に取り込む場合,すなわち引用を行う場合,一般的には,以下の事項に注意しなければなりません。
(1)他人の著作物を引用する必然性があること。
(2)かぎ括弧をつけるなど,自分の著作物と引用部分とが区別されていること。
(3)自分の著作物と引用する著作物との主従関係が明確であること(自分の著作物が主体)。
(4)出所の明示がなされていること。(第48条)
(参照:最判昭和55年3月28日 「パロディー事件」)
まず文章を引用する場合。(1)と(3)は普通に記事に引用するのなら、大体クリアできると思います。(2)と(4)は上の引用でも使われているように、WordPressの「引用」タグで区別する。最後に「引用:○○○」と引用元ページ名とリンクを表記するようにしています。
ちなみに、引用元ページ名は大体のブラウザで使えるclass=”keyboard-key”>Ctrl+class=”keyboard-key”>Dのブックマークショートカットで表示されるものをコピーしています。
画像を引用する場合。(1)は文章の場合と同じです。(2)は(4)の引用表記を画像のキャプションに記入することによって区別しています。(3)は1記事に1画像しか使わなかったのですが、(常識的な範囲内で)もっと画像を多く使った記事を作って検証すればよかったと、少し後悔しています。
(2016/07/18追記)
現在は毎週更新しているアニメ感想記事に画像と公式動画を追加しています。審査中に表示していたのは一番上のアイキャッチと同じ画像のみです。
(4)は「© 著作者 / 画像引用元:サイト名」と文章の場合と違い、著作者名も入れるようにしています。
アダルトコンテンツを使わない
禁止コンテンツの中でも1番上に書かれているので見逃す人はいないと思います。そのアドセンスのコンテンツポリシーに判断基準が載っています。
サイトのコンテンツがアダルト コンテンツに該当するかどうかの判断に迷う場合は、そのコンテンツを子どもに見せても問題がないかどうか、職場の同僚の前で閲覧しても恥ずかしくないかといった基準を目安にしてください。これらに該当する場合、そのコンテンツに広告コードを設定するのはお控えください。
具体的にどこまでがOKでどこまでがNGなのか、自分で判断しないといけないのが悩ましいですね。
参考までに「ハルウララがんばる!」というウェブ漫画のバナーを使った記事。
2次元キャラがブルマを穿いている程度のイラストなら今のところ大丈夫なようです。
それと、この記事でも使われていますが、「アダルト」や「ブルマ」などのアダルトワードを使うだけでアウトという意見が。しかし、アドセンスに問い合わせた結果。必然性がある使用法なら問題ないとの回答が出たという記事もあります。
このブログでも、審査中に公開した記事に「ブルマ」という単語が書いてあったけれど普通に通りました(個人的にブルマがアダルトワードとは思えないけど)。
グーグルブランドを勝手に使わないように気を付ける
Google ブランド(Google のロゴやスクリーンショットなど)や、その他の Google 独自の特徴を不適切な方法や不正な方法で使用することは許可されません。
適切な方法なら良いんじゃないの? とも読めるのですが、いろいろな方が問い合わせなどをした情報によると、グーグルサービスのロゴやスクリーンショットの無断使用は禁止のようです。
Google Analytics のスクリーンショットはもちろん具体的な数値を載せるのもNGです。
私が記事に解析結果を載せるときには、「ptengine」という解析ツールのデータを載せています。念のために、記事の最初にptengineのデータを使っていることを表記しています(この記事でも)。
プライバシーポリシーを記載しよう
Googleアナリティクスやアドセンス、ついでにAmazonアソシエイトなどにもプライバシーポリシーを記載しなければいけない規約になっています。
私のプライバシーポリシーページ
こんなに堅苦しい文章考えるのは無理! となるかもしれませんが、いろいろな人がコピペ可能なテンプレートを公開してくれています。
私もこの方のプライバシーポリシーをコピペ(サイト名とサービス名は改変)して使っています。
(追記)
プライバシーポリシーページは1次審査中から公開していました。別に「広告表示していない状態で広告について書いてはいけない」ということはなさそうです。
意識していなかったけれど結果的に評価されたこと
アドセンスの1次審査は1週間以内で終わると記されていますが、今はもっと時間がかかり、審査も厳しくなっているようです。
アドセンスヘルプフォーラムの質問、回答と当ブログを照らし合わせ、審査を通過するためのポイントを考えてみましょう。
記事数やブログの運営日数
ヘルプフォーラムでの審査が厳しくなっているという話の中で、記事数60以上、半年くらいをかけてじっくり取り組んで。というアドバイスがありました。あわてずじっくり取り組むべきなのは完全同意です。
しかし、このブログは記事数17、運営日数20日弱で通過しました。最低限は必要だけれど、多くなければ評価されないということはなさそうです。
記事追加スピード
20日で17記事。自分的にはなかなかのスピードですが、重要なのはコンテンツの質だと思います。ヘルプフォーラムでも毎日更新するよりも、数日かけて記事の修正をした方が良い場合があるというアドバイスがありました。
ブログのPV数
訪問者0は流石に問題ですが、これもそれほど重視されていない気がします。このブログの審査中18日間のアクセス数は1日平均PV20、ユニークアクセス15程度です。
ブログレイアウトなどユーザーにやさしいか
かなり重要です。フォーラムに見出しタグがないという指摘が多かったです。そして盲点だったのですが(過去の記事で自分で言ってるのに)、カテゴリにひとつしか記事がない状態は良くないとのこと(おそらくタグも)。noindexにしていてもアドセンス審査には関係ないようです。
ハードウェアのカテゴリがひとつだったので、あわててレビュー記事を書いていたのですが、途中で審査に合格しちゃいました。
日記的なコンテンツは評価されにくい
これが一番影響が大きいかもしれません。フォーラムでも「言葉は悪いですが」と前置きをしつつ、ユーザーが興味の無い役に立たないコンテンツは評価されないと指摘しています。
当ブログは今のところ日記的なコンテンツはほとんどありません。一番最初の記事とアニメ感想は少し怪しいですが……。
当ブログ更新と申請の時系列
実際の記事とともに時系列で細かく振り返るので参考に(なるかなぁ?)してください。2016年7月15日現在、審査通過後ほとんど記事修正をしていません。審査中の記事修正はさすがによく覚えてないです。後々修正したものもできるだけ追記します。リンクは全て新しいタブで開きます。
2016/06/25:ブログ開始。最初の記事 ブログ始めました 作成。※2016/07/15にアドセンスの審査が通ったことを追記。
2016/06/26:グーグルアドセンスの審査をしてもらうにあたっての方針 WordPressでLiveWriterやBackWPupが動かない原因 作成。ここまでの記事は書きためて時間をずらして投稿しました。テレビアニメ【ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない】感想 作成。
2016/06/27:朝にアドセンス審査申請。WordPress popular postsが機能しない場合の対処法 ハルウララがんばる!4話に登場したウマ娘の元ネタを調べてみよう! 作成。
2016/06/28:無料期間は後1ヶ月!Windows10へのアップグレード方法と注意点 作成。※無料期間が終わったので、現在はタイトルと注意書きが少し違います。
2016/06/30:Windows10でパソコンにログインできなくなる問題 を作成。
2016/07/01:Evernoteからどこに移行する?代替案を考えてみよう 作成。
2016/07/03:テレビアニメ【ラブライブ!サンシャイン!!】感想 テレビアニメ【ReLIFE】感想 作成。
2016/07/04:WordPress初心者におすすめなプラグイン【Simplicity2環境】
2016/07/05:【ブログ運営考察】1ヶ月目 作成。
2016/07/07:WordPress管理画面のレイアウトが崩れる現象の対処法 作成。
2016/07/08:ウマ娘の現時点でわかっている情報をまとめてみた 作成。
2016/07/10:ウマ娘のコミカライズ「ハルウララがんばる!」5話の感想と考察 作成。
2016/07/11:エルゴトロン製HPシングルモニターアーム BT861AAレビュー&グロメット方式での取り付け方法 作成。当ブログの記事に初めてAmazonアソシエイトと楽天アフィリエイトを挿入。23時にアドセンス1次審査通過のメールが届く! アドセンスの広告ユニット配置。
2016/07/13:ちんたらと情報を調べている間に、14時にアドセンス2次審査通過のメールが! 通過後 Evernoteからどこに移行する?代替案を考えてみよう にGoogle Keepの画像を使っていることに気づき慌てて消す。
最後に
最終的には、通常記事17件、固定ページ3件で申請を通過しました。
昔はある程度の文章量の日記を書けば通っていたようですが、現在は訪問者の疑問を解決する記事が評価されるようです。
記事数や文章量を稼ごう! とあわてずに、訪問者に評価される質の高い記事を書いていきましょう。
コメント
はじめまして。記事を読ませていただきました。
ひとことでいうと、大変参考になりました。
どのような記事を書いて、どのくらいの期間で合格に至ったかという具体例がなかなか見つからなかったので、時系列と具体的な記事が記載されているこのブログはとても有意義です。また、2016年後半以降で急激に厳しくなったアドセンスに受かった実例としても大変貴重でした。
世の中にあるほとんどの対策サイトは、審査が緩かったころの情報ばかりの上、具体的にどのような記事で審査に通ったのかも書いてないのが多いので・・・。
加えて、このブログを見て、憂慮していた大きな点が解消されました。
それは、1つのブログ内に記事を書くカテゴリが互いにかけ離れていても問題ないのかという点です。私の知識は広いけど浅いので、1つのジャンルに置いて何十個も記事を書くのは本当に苦手なのです。
しかし、こちらのサイトでは「WordPress」と「アニメ感想」というかけ離れた内容の記事を審査中に混在させていても、審査に受かるという前例になりました(もちろんカテゴリ分けは必要ですが)。
このような具体例は(今年に入ってからのアドセンスのブログで)1つも見つからなかったので、本当にうれしいです。
ジャンルが1つでなくてもよいのなら、余りみんなが知らない知識をいくつか持っているので、それを記事にするという意欲がわきました。
更に更に、この記事だけでもまだまだ参考にすることがあり、たとえば最初の筆記用具の写真とか、途中の電球の写真とか、一見すると記事に関係ないようで、前者は「用意したもの」後者は「ひらめいた」といったことを連想できます。画像の調達も著作権がらみで非常に苦労していて、かといって無画像では難しいと言われてどうしようかと思ってたので、このような使い方があるのかと感心しました。
アドセンス関連でおそらく100ページ近くはブログを見ましたが、
私が今のところ見つけた中ではこのブログが一番参考になりました。
やはり、最新のアドセンスの仕様で合格した実例があるというのが何よりも素晴らしいです。
この記事は私と同じように審査に悩む人の中で、今年以降、重要になっていくと思うので、できるだけ消さないで残していただきたらなと思います。
熱い感想ありがとうございます!
私はブログ開設当初、「審査不通過のたびに記事のネタにできるぞ」といったよこしまな考え。さらに、審査に通ってから禁止コンテンツのペナルティを恐れるよりも、審査段階である種の実験をしたほうが良いのではないかと思い、すぐに審査申請しました。
しかし、まさかの一次審査一発合格! 広告サンプルを貼り、さてどうするものかとアドセンスフォーラムを眺めていると、自分のサイトのアドバイスをもらっている方がちらほら。そこで、そういえば通過した人の具体的な記事って見たこと無いなぁと、あのような形の記事を書くきっかけになったのです。
カテゴリが雑多という部分も実験……と言うと聞こえがいいのですが、私も1つのテーマでブログを書けるほどのネタがないので苦肉の策ですね。画像選択は時間を掛けてしまう癖があるのですが、評価してくださると報われます。
実は先日までコメント欄の設定を間違えてコメントできない状態だったので自業自得な部分もあるのですが、SNSなども含めてブログの反応がなく寂しい思いをしていたので、このような感想をいただき、大変励みになり、とても嬉しいです!
記事はよほどのことが無いかぎり消したりしないので安心してください。
これからもどうぞよろしくお願いします。そして、けまさんもアドセンス審査がんばってください!
はじめまして!
大変参考になりました、実は今、悩んでいることがありまして、解決のために
あちこち駆けずり回ってたどり着きました、宜しくお願いします。
昨年末、老後の蓄え目的でアドセンスを始めようと情報収集してサイトも準備して
色々とやってます。
Gmailアカウントも数年前に取得しておりますがアドセンスに関しては全く無知で
何もしておりませんでした、GooglePlayでアプリは配布しています。
で今回、サイトの審査をお願いしようとしたのですがどう探してもそれらしいページが
探せずにいます。
その割に広告コードの取得はできますし、自分のサイト名もありました、これは審査はすでに通過してるってことでしょうか?
しかし、この広告コードを張り付けて数日経っても表示はされません。
はじめまして。
GooglePlayでのアプリ配布について詳しくないのですが、過去、アプリ配布時にアプリ用のアドセンス掲載資格を取得しているということですよね?
審査経過済みであればアドセンスホーム画面にメニューが表示されるので、「設定」にある「自分のサイト」で自分のサイトが「確認済み」なのかを確認。無ければ+ボタンから追加。
その後、「広告の設定」の「コンテンツ」にある「広告ユニット」で作成する広告コードを貼り付けることで通常の広告は掲載することが可能なはずです。
ただ、僕はアプリ関係のアドセンスを利用したことがないので通常のホーム画面と全く違うのかもしれません。
Google公式のフォーラムなら詳しい方が多いので、質問してみるのが良いと思います。
AdSense ヘルプフォーラム
こんにちは!
1ヶ月くらい前ですが、とても参考にさせて頂きました。おかげ様で私も一発通過でした(*´∀`)ノ
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